バラック「引退するなんて言ってない」

Ballack: "Habe nicht gesagt, dass ich aufhoere" - Newsticker - sueddeutsche.de

うん、バラックはいちども引退するなんて言ってないですよね。契約延長がなければ、これで終わりになるといっただけで…。
ここにきての「まだやりたい」という発言はファンとして嬉しい一方、できたらレバークーゼンに残ってほしいなぁという気持ちも大きく。レバークーゼンが、バラックにとってプレーしたいクラブになること、そしてそんなレバークーゼンにとってバラックが必要な選手であること…このバランスがうまくいけばいいんだけれども。

Ballack: Abschied vom Schlaraffenland namens Bayer

Ballack: Abschied vom Schlaraffenland namens Bayer - Bundesliga - kicker online

バラックがsky相手に今後のキャリアについて話したということが、報道されています。
kickerの見出しはこれ。

Abschied vom Schlaraffenland namens Bayer
(バイヤーという逸楽の国との別れ)

話した内容は3点。
今後のキャリア、代表からの放出、そしてレヴァークーゼンというクラブについて。
発言のなかで注目すべきは、「今のところ、レヴァークーゼンと契約延長をするつもりは、あんまりない」というようなことを言ったと同時に、「できるなら、あと1、2年はやりたい」「今のところは、今年で最後のつもりでやっている(これは前から言ってること)」といったということ。
以前は「レヴァークーゼンから移籍することはない」「契約延長がなければ、これが最後」だと言っていたのですが、ここにきて初めて、来季レヴァークーゼンから出て、他でプレーするという可能性がないわけではない…と示したことになります。

本人にまだまだプレーする気があると分かったのはファンとして嬉しいことなのですが、一方で、レヴァークーゼンと積極的に延長をしたいという考えはないと発言をしたことは、やや気になるところです。
同じインタビューのなかで、レヴァークーゼンのことをこのように評したということです。
「レヴァークーゼンはどこか『逸楽の国』(おとぎ話に出てくる国)のようなところがある。ここでプレーできるのは素晴らしいことだけれども、何かを成し遂げ、そして勝利しなければならないということを、分かっておく必要がある。早くこの考えに立ち返らなければ、レヴァークーゼンが向上することはないし、今の順位で終わってしまうだろう」
「相手チームにもチームメイトにもぜったいに勝つ」ってだれもが強く思っているチームでプレーしてきた選手だから、今の、ポイント落としても「あーあ残念」で済んでしまうところがあるような…やはりどこか「ぬるま湯」のレヴァークーゼンって環境は、違和感あるんだろうなぁ。でも、それは「違う」ってことをチームに教えるのが、バラックの仕事のはずなんですよね。明日からリーグ戦再開。泥臭く、吠えて、チームメイトを鼓舞する姿と、それに踊るチームを見たいなと思います。

Bundesliga early season review -Best Comeback

Bundesliga early season review - Raphael Honigstein - SI.com

わたしのお気に入りのジャーナリスト、ラファエル・ホーニッヒシュタインが、6日付のSports IllustratedのWeb連載コラムで、バラックをブンデスリーガシーズン序盤のベストカムバックプレーヤーとして挙げています。

ミヒャエル・バラックの偉大なキャリアが、泣き言で終わるように見えたのはそう以前のことではない。重なる怪我(注:原文a seriousになってるんだけど、a seriesの間違いよね?)のために10-11シーズンをふいにし、また今シーズンもよいスタートではなかった。バイヤー・レバークーゼンのロビン・ドゥット監督は、開幕時にはバラックを使うことをしなかったが、彼の経験とゴールを脅かす力は、この数週間で、主要な資産であることがはっきりとした。この5試合で、バラックは2ゴール、3アシストをあげており、結果、キャプテンであるジモン・ロルフェスが、今度はベンチに座る番となっている。レバークーゼンには、リーグとヨーロッパにおける目標を達成するため安定感を出すことが必要とされているが、クラブの成績にかかわらず、バラックはすでに大いなる勝者である。


ありがとう、ラファ。

まだまだ序盤、本人の活躍とクラブの成績が相乗効果になることを、期待しています。


Read more: http://sportsillustrated.cnn.com/2011/writers/raphael_honigstein/11/05/bundesliga.quarterly.review/index.html#ixzz1dJPfzx9P

アパートの鍵ください(2011秋ドイツ旅その1)

ドイツ滞在では、最近はアパートを利用することが多いです。ホテルに比べて必ずしも安くないし、ゴミ出し、片づけ、場合によっては掃除、洗濯…と やるべきことも多いし便利でもない。けれど、ホテルと違ってここは「自分の部屋」。朝はパン買ってきて好きなコーヒー入れて、夜には市場やデパ地下で買っ てきた食べ物とワインでテレビ見ながらのんびり、残ったら冷蔵庫に入れて、明日のおかずに(食ばっかりだな)…いや、それならホテルでもできるだろうって?そうなんですけれど、アパートとホテル、いちばん違うのは、アパートにはテーブルと食器がそろっているところ!これだけで、ずいぶんと「ここに住んでる」気分になることができます。

アパートを借りると最初に起こるのは、持ち主や管理人から鍵を預かるというイベントです。わたしがこれまで借りたアパートはどこも、部屋に到着する時間を直前に連絡し、アパートで落ち合うという方法になっていました。時間がはっきり分かっていればメール連絡もできるのですが、飛行機の移動を伴う日だとそれは難しい。ということで、空港なり駅なりについた段階で電話をすることになるのですが、今回は鍵を受け取るまでがやや大変でした。

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旅行初日、関空からのアムステルダム便出発が2時間遅れ。そのため、予約していたアムスからデュッセルドルフへの便への乗継ができなくなりました。航空会社から提示された振替は1本後ろのデュッセル行き最終便。それも5時間後。デュッセル到着は22時半頃ということは、ケルン到着は日付がかわる頃になってしまう!ええー、そりゃしんどい。
アムスから電車でドイツへ向かうということも考えたのですが、結局、カウンターで相談し、デュッセル便からアムス発ケルン便に変更してもらうことにしました。これでもケルン到着は22時頃。でも、アパートがケルンだということを考えるとずいぶん楽になります。こちらの便は、もともとケルン便を予約していた羽野さんが(やはり)振り替えられた便と同じもので、おかげで関空からケルンまでずっと一緒に行けることになりました。これはちょっとラッキー。

さて、次にせねばならないのがアパートの管理人への連絡です。アパートの鍵の受け渡し時間は20時まで。アムスから電車を使ったとしてもその時間には着けない。関空から連絡しようにも現地は深夜ですので、とりあえずアムスに着いた段階で電話をすることにしました。

そして関空を飛び立った飛行機は、揺れに揺れ続けてアムス空港へ。国際電話のかけ方が分からずKLMのお姉さんに教えてもらうなんてボケをしながら、アパートに電話し、飛行機が遅れて到着が22時過ぎになるということを伝えたところ、「No problem.鍵はアパートまで持っていきますよ」「じゃあケルンについたらまた電話しますね」…というやりとりに。やはりチェックイン時間が20時までのホテルを予約していた羽野さんも先方と連絡がついたことで一安心…アムスでのんびりのんびり時間を過ごし、予定通りケルン空港に到着したのです、が。

アパートに電話かけても留守電になっている!

何度かかけてもやはり留守電。ね、寝とるんちゃうやろなーーー、さっきの兄ちゃん、どっか遊びにいっとんのか!?いや、アパートの前まで行ったら待っててくれるかもと思いつつ、ケルン中央駅へ。この段階で23時前でした。羽野さんとケルン中央駅で別れ、やや動揺しながらアパートへ向かったのですが、やはりだれもいない。管理事務所のレセプションが200メートルほど離れたところにあるのを知っていたため、そちらに行ってもみるのですが、やはりだれもいない。(私が鳴らしてる電話、今、この無人のオフィス内に響いてるんだろうなー)と思いつつ、どうしようもなくまたアパートへ。そしてレセプションへ。またアパートへ…深夜にスーツケースを引きずり引きずり20分ほどうろうろしたでしょうか。ふとアパートの玄関扉の横の窓ガラスに目をやれば、そこには1枚のややくたびれた張り紙が。
「○○アパートメント:時間外に来た方は、こちらに電話してください」
……こ、これか。
電話をかけてみれば、明るい女性の声。「鍵は近くのホテルのフロントに託してありますよ」。この夜3度は前を通ったホテルに入ってフロントで尋ねれば、あっさりと鍵登場。鍵と一緒に入っていたメッセージをみれば、"Your appartment is ........, groundfloor, door straight ahead."…(こ、これって1階入って突き当りの部屋ってことだよな…)小さなアパートなので部屋番号はありません。玄関の鍵を開けて、突き当りの部屋に進むと表札は"Müller"…いや、だからつまりここだよね。ミュラーさんが管理会社に託してるアパートなのよね!と自分にいいきかせつつ、鍵が一発で開いたときのうれしさよ!やっとたどり着いたーーー。この時だいたい現地時間23時半。日本の自宅を出発してから、ちょうど24時間が経過していました。

これから学んだこと。初日の宿は24時間フロント開いてるホテルがいい…。

以下、今回滞在していたアパートの様子。

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2011年秋ラインラント&ロンドンの旅



10/18(火)〜24(月)まで、ケルンに滞在しながら、現地観戦&アートその他もろもろを楽しんできました。

今回の旅の目的は、これがラストシーズンかもしれないバラックを見ておくためレバークーゼン戦観戦であり、この10月上旬〜来年1月上旬にロンドンのテート・モダンで開催されているゲルハルト・リヒター(Gerhart Richter)の大回顧展となる「パノラマ」展("Panorama")を観るということでした。

リヒター展を観るなら10月以降…と旅程を考えていた7月上旬、ひょんなことから、こちらのサイトオーナーの羽野さんから連絡をいただきました。同じ選手のファンとして、いろいろ悶々とする想いを抱えていたふたり、すぐに一緒に現地観戦をしましょう!という話が盛り上がり、そこからCLのドローとリーグ戦の詳細日程発表を待ち、最終的な旅程を決めました。羽野さんとはこの段階ではスタジアムにて現地集合、現地解散の予定だったのですが、なんと偶然にも、行きも帰りも同じ便(ただし羽野さんはケルン便)をとっていたことが判明、思いがけず、往復の飛行機もいっしょということに。

出発前に決めていたわたしの旅程の大枠は次のとおりです。

18日(火)  関空→アムステルダム経由→デュッセルドルフ ケルン滞在(〜24日まで)
19日(水)  【アート】インゼル・ホンブロイヒミュージアム訪問
        【観戦】CL レバークーゼン対バレンシア観戦
20日(木)  公開練習その他予定なし
21日(金)  【アート】テート・モダン訪問(日帰りロンドン)
22日(土)  終日予定なし
23日(日)  【観戦】BL レバークーゼン対シャルケ
24日(月)  デュッセルドルフ→アムステルダム経由→関空(25日着)

今振り返ってみると、うん、予定通りだったよねともいえるし、いやいや、いろいろなことが起こったよねともいえるし…そんな旅の模様をちょっとずつ記していきます。日程順だといつも息絶えるので、今回はカテゴリ別で…が、がんばるぞ。