2010.12.28 Tuesday
バラックインタビュー(Frankfurter Rundschau)
クリスマス前にFrankfurter Rundschauに掲載されたバラックインタビュー…長いのはいいのですが、途中から相手のやや挑発的なコメントが多くて読んでてイライラ。でもバラックが冷静に交わしているので安心といえば安心です…。とりあえず2回に分けて頑張って読んでいきたいと思います。
FR-Interview mit Michael Ballack: „Triff nicht eine Entscheidung, die du bereust“ | Sport - Frankfurter Rundschau
FR-Interview mit Michael Ballack: „Triff nicht eine Entscheidung, die du bereust“ | Sport - Frankfurter Rundschau
Q:バラック選手、子どもの頃は古紙や空き瓶を集めてお小遣いを稼いでいたそうですね。ミヒャエルくんはそれでいくら貰えてたんでしょうか。バラック家のクリスマスについては、チェルシー時代のインタビューでも読んだことがあります。毎年1日目がガチョウで2日目はウサギ…クッキーはミュンヘン時代に御用達だったカフェBodo'sから送ってきてくれるとかなんとか…。イングランド時代はウィンターブレイクがないだけじゃなく、ドイツでいうクリスマス第2日、つまり26日ボクシングデイにも試合があったわけですけれど、ドイツに戻ってきてクリスマスは家族とゆっくりすごせる…少なくともこれはいいことですよね。
A:待って、ちょっと考えないと…
Q:まだオストマルク(訳注:旧東ドイツの通貨単位)ですよね…
A:古紙1キロで1〜2マルクもらえてました。一日の終わりには、時には30〜40マルクになりましたよ。
Q:悪くないですね、バラック選手。その頃すでに高額所得だったんですね。
A:でもその代わりもちろんたくさん集めましたよ。いつも小さな、このくらい(両手を1メートルくらいに広げて)の手押し車で出発して、それを何度も一杯にして。10、11、12歳じゃ、お金を稼ぐのもたいへんでした。ほんの子どもでしたから。
Q:古紙や空き瓶をどこで手に入れたんですか?
A:団地の1階にある倉庫です。3つのブロックに3つの入り口があって。各階に4つの住居があります。各階には1番目、2番目、3番目、4番目の住居があって、11階だてだと44の住居になる。それが3ブロック。それを集めると結構な量になります。時にはそれぞれの部屋のベルを鳴らして。ドアを開けてくれることもあれば、イライラさせるだけってことも。それで、6回か7回に1度くらいは、ほしいものを手にいれられるんです。
Q:それで両親に何かプレゼントしたんですか?
A:まさか。自分のものですよ(爆笑)
Q;それで何を買われたんですか?
A:貯金しました。
Q:クリスマスは両親のところで祝われるんですか?
A:いえ、両親がうちに来ます。こっちの方が楽です。うちには3人の子どもがいますから。両親も祖父母も子どもの都合に合わせるのはわけないんです。
Q:バラック家のクリスマスはどんなものですか?
A:もちろん子どもたちが中心です。大人たちも一緒によい時間を過ごせることを喜んでます。
Q:3人の息子さんの欲しいものリストには何と書いてあるんですか?
A:X-BOXのゲームがいくつか。それからWiiの新作もちょっと。ぜひそれが欲しいようです。もちろん問題なくもらえるわけですけどね。
Q:ご自分へのプレゼントには何がお望みですか?
A:あぁ、自分へのプレゼントなんてこの年寄りには二の次ですよ。
Q:この年寄り?
A:子どもたちと年を比べてってことです(笑)。もちろんまだそんな年じゃありません。