現実逃避

 
思いがけない初桜は、昨日、ふと思いついて訪問した豊田市美術館。ウサ晴らしに乗り込んだ名古屋から足を伸ばしてきました。


豊田市美術館は豊田市駅より徒歩15分くらい。最後は少し急な坂道を登っていくと、市街地を見下ろす丘の上に、すっきりとした四角い建物が現れます。これは、MoMA新館や葛西臨海水族園などを作った谷口吉生氏の代表作のひとつだそうです。

さほど大きな美術館ではないですが、ゆったりとした展示。非常にのんびりとすごせます。建物も素敵ですが、周辺のデザインも格好よくって、どこから見ても絵になる空間。来館者はまばらでしたが、その中に大きなカメラを持った男の子たちの姿がちらほらあったのがとても印象的。外はもちろんですが、この美術館、中の写真撮影もOKだそうです。

チェルシー0-1インテル(Agg.1-3)

サッカー観戦に時間とお金をかけるようになってまだ4年目。そのわりには、自分の応援するクラブや代表チームが、大きなコンペティションでビッグマッチといわれる試合を戦う姿を結構見ているのではないかと思います。とはいっても、この間、インターナショナルでの優勝経験はなく、つまり、最後はいつも敗退で終わっているということ。でも、それはそれ。優勝するのは1チームだけ、大会出場する32チームなり16チームのうち、31なり15というチームは、結局は敗者のレッテルを貼られるのです。予選ならばともかく、強豪ばかりの本選で、どのラウンドで敗退したかってことにあまり大きな意味を持たせたくはありません。早期敗退は、寂しいですけどね。

それにしても、いろいろと思わされるところも考えさせられることも多かった敗退でした。なんといっても、わたしが経験してきた大舞台での「敗戦」の中でも、ダントツの「完敗」でしたから。それも、相手の力に圧倒されるのではなく、相手にこちらのいところを全部消されての負け・・・。それ今シーズンこそ優勝だ!ビッグタイトル獲るんだ!と意気込んでいた自分の、ウチのチームは強い!っていうプライドもずたずた。正直、ひどく傷つきました・・・。しかも相手はモウリーニョの率いるチーム。これがまた傷口に塩。この試合は、チェルシーがモウリーニョの亡霊から逃れるための、モウリーニョを偉大な歴史へと閉じ込めてしまうための大きなチャンスであったのに、それも果たせず。もしかして選手は当の昔にそんな呪縛から逃れているのかもしれませんが、それでも、マスコミに必要以上に煽られるのは気分のいいもんではないと思います。はー。負けていいことって、当たり前だけれども、何ひとつないですよね、それを実感する敗退でした。

ただ、もういつまでも嘆いていても仕方ない。チームにはまだ2冠のチャンスがあるわけですし、そちらを目指して応援したいと思います。Come on, Chelsea!

ヨギ・レーヴがフライブルク大聖堂の塔に幽閉してしまいたいものリスト

黒い笑いの欲しいドイツサポの方へ。
ドイツ人も見てるところはやっぱ同じなのよね。
Wen Jogi Löw so alles im Freiburger Münsterturm einsperren will
  • Torsten Frings
  • Jens Lehmann
  • Matthias Sammer
  • Kevin Kuranyi
  • Jermaine Jones
  • Maradona
  • Den Nutella-Fluch
  • Klaus Allofs
  • Louis van Gaal
  • Sepp Maier
  • Winfried Schäfer
  • Menschen ohne Schal
  • Dreckige Hemdkragen
  • Naseninhalte
  • Achselschweiß
  • Versagensangst
  • Seinen Vertrag

ドイツ0-1アルゼンチン(親善試合)

負けました。
が、わりと冷静な自分がいます。ドイツはまるでいいところなかったけれど、かといって、アルゼンチンにやられまくっていたわけでもないからかもしれません(最近、痛い試合続きで、感覚麻痺してるだけかもしれないけれど)。親善試合ですしね、負けてどうこうって試合じゃあないですから、WMに向けて解決すべき問題を解決するための答えが見つかったのなら、それでいい・・・って思うのですが、たぶん、その答えは見つからず。負けたとか、内容が悪いとか、そんなことよりも、その答えが見つからないことの方が問題に思えます。

ドイツのフォーメーションは、エジル台頭以来おなじみ4-2-3-1。この試合前に"Nummer 1”を襲名(違)したばかりのアドラー。ヴェスターマン負傷中によりCBでメルテのお隣を占めたのはタスキ。いつのまにかもう10キャップ目。左SBにラーム。代表では左固定になるのか、それとも、クラブで好調のヤンゼンが戻ってきたら動きがあるのかどうか。右にはレヴさんお気に入りになったのかな?のボアテンク。中盤底にバラック&シュヴァイニ。バイヤンと代表で同じピッチに幾度となく立ってきたふたりですが、横に並ぶのは初めてだったのではないでしょうか。その前に、王子、エジル、そしてこれまでシュヴァの定位置であった右に、初招集、初出場のミュラー。そしてワントップにミロ様。

まーこれがどこもかもいいところなし。いいところしか覚えてられないタチなので、試合中の記憶はあんまりなし。ただ失点についてはアドラーどうこうっていうよりも、相手にひろ〜いスペース与えてしまった中盤に問題がありそう。ただアドラー、ゴールを離れた以上は、ボールに触らないといけない。実はこの失点シーン以外にも、ゴールがら空きにした場面があり、ひやりひやり。たのむよ、アドラー。
中盤はパスミスも多く連携悪し。バラックとシュヴァイニのコンビですが、どうだろう。いちバラックファンの想いとして、バラックが後ろを気にしながらプレーをするのは見たくない。それじゃ、あのイタリア戦の二の舞だ。だから、攻撃的なシュヴァイニと組むのはあんまり嬉しくない。じゃ、誰がいいのかって?バラックが後ろを任せて前に出られる、そんな選手なら、わたしは誰だってかまいません。
で、そのバラックもいいところなし。しかも終盤に結構キワドいファールもやらかしている(この日はカード乱舞していたのに、なぜかアトキンソンはこのプレーにだけカード出さず)。途中、シュヴァイニからだったかな?のクロスでゴール前でヘディングチャンスがあったんだけれど、まったくそれにあわせられてない。あれ決めてたらね。ただ、ミドルが1本枠内にとんだのがあったかな?チェルシーでみていても、最近、シュートの精度は上がってきているように思います。
前の方は、誰かいらっしゃいましたでしょうか?この日唯一輝いていたのは、途中交代で入ったカカウ。リーグでも絶好調というだけのことはあるのか、生き生きとプレーをしてました。よかったの、ここだけかなぁ。ボアテンクもイマイチだったけれど、攻撃的でクロスの精度も高いように思うので、右で使うならアルネよりも面白いかも。

いずれにせよ、これで代表選手の選考チャンスはひとまず終了。次は5月のマルタ戦。そこによばれる選手が、南アフリカへ行くメンバーになるのでしょう。2ヶ月あります。レヴさん、よ〜く考えてね〜。
わたしは優勝してほしいんだからね。

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