よいお年を

もうすぐ2009年ともサヨウナラ。
このエントリは実家に持ち込んだacer(ネットブック)からしています。今年購入したものでいちばん役にたったのは間違いなくこれ。特にゴールデンウィークのロンドン旅行の時には、わたしの機動力を支えてくれました。今年1年ありがとう。来年もよろしくね。

2009年はチェルシーを見にロンドンへ。スタンフォードブリッジでフラム相手に快勝するチェルシーを見た後、パブであのバルサ戦を見てどん底の気分に。秋には代表を見にハンブルクへ。ホームでブーイング浴びる代表という珍しいものを見ました。2010年もぜひどこか行こう。

こちらでお会いできた皆さま、お付き合いくださってありがとうございます。来年もこんなカンジでのんびりやっていきたいと思います。ワールドカップもありますし、そうそうのんびり・・・ってワケにもいかないかもしれませんけれど。

では、みなさま、よいお年を!




似てなくて非なるけど、やっぱり似たふたり?

インビクタス−負けざる者たち−
Jスポでこの映画の試写会のお知らせを流しているのを見ていて、あれこれ。マット・デイモンがラグビーかぁ。そういや、バラック、最近ラグビーに興味あるって言ってたなぁ〜。でも怪我しそうなスポーツだし見てるだけの方がいいって言ってたよね〜…。マット・デイモンで擬似ラグビージャージ着てるにいさん妄想できるかなぁ〜…と、映画の公式サイトを覗いてみました。

…あれ、似てない。いつのまに、別人になっちゃったのこのふたり(もともと別人ですが)。

しかし南アフリカ、ワールドカップ、キャプテン、初優勝…と、にいさんにぴったりのキーワードがそろった映画。公開されたら、やはり脳内変換して見てみようと思います。

バラック:時には厳しい父親になってる(・・・つもり?)

Exklusiv-Interview: Ballack: "Manchmal bin ich ein strenger Vater" | RP ONLINE

クリスマス、いかがお過ごしですか。わたしは仕事です。わたしたち同様、イブもクリスマスも明日も仕事をしているバラック氏への、RPらしい適度に軽いインタビュー。どこかほほえましいパパ=バラックネタ満載です。あわてて読んだので、かなり荒いし(いつも以上に)間違いだらけのように思うのですが…メリークリスマス!

ここイングランドとシュターンベルク湖畔、そしてラインラント。それぞれ3年ずつ住まれましたけれど、いちばん気に入っているのはどちらですか?

バラック:これまでプレーしてきた場所は、どこでもずっと楽しく過ごせてきたよ。カイザースラウテルン、レバークーゼン、そしてここ。ただ、シュターンベルクはその周辺から本当に夢のような素晴らしさだったと断言できる。

ロンドンはどういったところが特別ですか?

バラック:マルチカルチャーなところだね。違う国籍の人たちと知り合える、とりわけサッカーチームの中にいると。街はものすごく生き生きしている。毎日なんだってできるんだ。ギャラリーやらコンサートやらレストランやらクラブやらサッカーやら。ここに来て以来、アートにも夢中になってるんだ。

チェルシーの多くのチームメイトとは違い、郊外に住むのではなく、都市を堪能されていますよね。

バラック:ここみたいな都会でプレーをすると、そこでの生活のことも知りたくなるものさ。うちの練習場は郊外にある。だからそこに住んだりしていれば、ロンドンとの縁は少なくなってしまう。家族と僕にとって、それは考えられなかったんだ。僕にとって、家族がどこかに落ち着くってことだけでなくて、妻と子どもたちが関心を持てるってことも常に重要なんだ。

あなたの故郷はどこでしょう?

バラック:僕の故郷は間違いなくケムニッツさ。そこで自分は成長し、人生の長い時間をそこですごしてきたんだから。

故郷とはどういう結びつきがありますか?

バラック:両親、家族、友人たち、そして思い出だね。

ザクセン人ですので、クリスマスにはドレスデンのシュトレンですか?

バラック:最近はそうでもないよ。祖父母が以前はいつも持ってきてくれてたんだ。祖母と祖父はもう年齢的にそうそうやってくることができなくなってる。でも、もしシュトレンがどうしてもほしくなったら、ロンドンではインターナショナルの専門店で間違いなく手に入れられるはずだ。いちど試してみる価値はあるかもしれない。

子どものころのクリスマスへの特別な思い出はありますか?

バラック:僕はずっとサンタクロースが少し怖かったんだ。それは低い声のこの男の人に対する、ごく自然なリスペクトだったんだけれども。彼が僕の家にやってくる時に見かけることもあったし、プレゼントだけを発見することもあった。8歳の時にもらった初めての大きな自転車のことは、特によく覚えてる。

クリスマス2日目に試合のあるイングランドのプロサッカー選手にとって、クリスマスはドイツの選手のものとは少し違いますよね。クリスマスはどのように過ごされますか?

バラック:クリスマスイブは、実際、いつもどおりさ。クリスマスの時期も毎日結局トレーニングはあるし、25日には移動しなきゃならない。確かに少し残念ではあるけれど、まぁそういうもんさ。

クリスマスツリーの下で家族と歌ったりされますか?

バラック:もちろん。少なくとも1曲はみんなで一緒に歌うよ。

あなたは厳しい父親ですか?

バラック:妻は違うっていうね。ただ、時々は僕も十分厳しくやってるって思うよ。息子3人の前ではそうでなきゃならないだろう?ただ、妻はいっつも、僕が彼らをあまりにも逃がしすぎるって言うんだ。まずはこういって、次はその次は…って、まぁ子どもたちはわりとすぐに、やっていいことと、だめなことを分かるようになってるよ。

テレビでサッカー観戦されますか?

バラック:それなりに。以前はもっとみていたけれど、今はもう全部見るってことはなくなってる。ただ、チャンピオンズ・リーグと代表戦、ブンデスリーガは見なきゃならない。テレビの前では、完全にただのファンとして試合を楽しめてるよ。

・・・お子さんたちと一緒に?

バラック:ああ、彼らも見てるよ。ただ、まだ我慢が足りないから、長い時間ゴールが出ないと、すぐ別のことに興味が移ってしまうんだけれども。

他のスポーツに興味はありますか?

バラック:もちろん。スポーツは好きだから。自分ではゴルフをするし、テニスは以前ほどではないかな。ラグビーにはイングランドへ来てから興味がでてきた。息子が一度プレーしたんで、それからさらにフォローするようになってるんだ。すばらしいチームスポーツだよ。

ラグビーはあなたに向いてそうですか?

バラック:分からないな。自分でやるよりは見てる方がいいな。何人か強そうな選手がそこにいるから。コンタクトスポーツだし怪我する可能性も高い。けれど、とてもフェアなスポーツだ。
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シューマッハーがメルツェーデスを

Perfekt: Schumi ist zuruek! - Formel 1 - kicker online

ミヒャエル・シューマッハーが来期よりF1に復帰。メルセデスGPと1年契約だそうです。
最近はF1を見ることもないわたしですが、なにゆえこのニュースを取り上げたかというと…ドイツびいきの方なら同じこと考えられた方多いかな?

Nur kleine Einigkeit ist hier verkehrt
Und zwar, dass Schumacher keinen Mercedes fährt...
                                               (Deutschland/Die Prinzen)

「カンペキな国ドイツ」における小さな瑕、シューマッハーがメルツェーデスを走らせてない…が修正されることになるわけですよね。その事実にややニヤり。

シューマッハー40歳での現役復帰。「彼のさらりとした引き際に憧れる」って言ってたもうひとりのミヒャエル。彼はこのニュースをどう聞いているのかな。

Ballack: Ein Kapitän auf Titelkurs

Ballack: Ein Kapitän auf Titelkurs

DFB公式に"Ballack:Ein Kapitän auf Titelkurs"(バラック:タイトルを目指すキャプテン)という記事が。こちら、DFBの機関紙であるDFB Journal最新号(リンク先よりpdfでダウンロード可能)に掲載されているものなのですが、この記事を担当しているのが、偶然にも先日からこのブログでもあれこれ紹介している"Englischer Fussball"の著者であるサッカージャーナリスト、Raphael Honigstein。取材する方とされる方を隔てるテーブルの上には火のともった4本のローソクが。ってことはこの取材、ここ数日内に行われたものってことでいいのかな?

ってことで、最新ニュース!を期待したのですが、WM南アフリカ大会に向けて思うところ、ロンドン生活、そして契約と今後のこと…など、ざっと読んだ範囲では内容自体にはそれほど真新しいものはありませんでした。けれど、ドイツ人Londonerの先輩でもあるHonigsteinが、バラックがロンドンにすっかり馴染むだけじゃなく、この地で個人として成長し、新しい自分を発見してるってことの理由として、イギリス人特有の「よそよそしさ」が、ピッチの外でも彼にスペースを与えてくれてるからって書いてる箇所は、興味深く読みました。大陸からロンドンへ行くと、たとえば電車で向かいに座った人がこちらと目を合わせようとしないってことだけで、ここが大陸ではないってことに気づかされます。島国ニホンから大陸に行くと、大陸流の目を見てにっこり&挨拶というコミュニケーション(まぁそれは、互いが敵じゃないってことを確認してるんだろうとわたしは思っているのですが)が温かいものに感じられたりするのですが、大陸から島国イングランドへ行くと、そうした人とのコミュニケーションの息苦しさから解放されたように感じるものなのかもしれません。

さて、真新しいニュースはないと書いたのですが、WMの組み合わせ抽選をめぐるチェルシーの選手の反応の話は、ネタとしてはなかなか面白かったです。
WMの抽選会がケープタウンで行われている時、チェルシーの選手たちはバスでマンチェスターへ移動中でした(この話はベレッチがリアルタイムでツイートしてくれてた)。組み合わせが決まって「大喜びしてたのは、あいつらだけ」とバラックが言う「あいつら」とは、もちろんイングランド組。テリーにランパード、アシュリーにジョーは、すでに決勝戦を妄想中?じゃ、他の面々は?
ドイツと同組にガーナが決まった時、バラックのまん前の座席にいたエッシェンは、振り返ってバラックとハイファイブ。そしてセルビアがこのグループDに入った時、イヴァノビッチは挑発的な感じでいたってクールに手を振ってよこしたんだそう。その時の様子をバラックは、「ドイツとやらなければならないってことは、彼にはどうでもよさそうだった。少なくとも、かなり自信ありげな様子を見せてたよ」と。エッシェンの笑顔、イヴァノビッチの(見かけだけは)クールな表情…目に浮かんで(っていうか妄想できて)きます。わたし、イヴァノビッチはポーカーフェイスの裏でかなりドギマギしてた方に1ユーロベットします!

次の代表戦は3月のアルゼンチン戦。親善試合とはいえ、本番のテストを兼ねる重要な試合です。バラック以外の代表選手はただ今ウィンターブレイク中ですが、最年長のにいさんひとりがそのアルゼンチン戦まで実質休みなし(もちろんアルゼンチン戦が終わっても休みなし)。ピッチの中だけじゃなくてきっと外でも「スペース」作るのうまいんだろうなと思うバラック、精神的なリフレッシュも可能な限り行って、WMに向けてのコンディション調整をやってくれると信じてまーす。