ロンドン折り返しの4日目、5月3日、日曜日。
この日は夜までまったく予定なし。朝ごはんを食べてさぁ何しよう?とりあえずお散歩。何でもいいから街の方向へ向かって歩いてみよう!…特に何も考えず、チェルシー地区の大通りを歩いてゆきます。優雅な邸宅の並ぶあたり。日曜の午前中ということもあってか、人通りも少ないように思います。
雑誌でも物色しようかと通りがかりのキオスクのようなお店に入ったところ…あっ!これ!
チェルシーの非公式のファンサイト
CFCnetが発行しているファンマガジンCHELSEA CHELSEA。こちらのサイトはちょこちょこ覗いているのですが、ロンドンへ飛び立つちょっと前、ちょうどバラックへのインタビュー記事を掲載した号が発行されたところというのを知り、読みたいなぁって思っていたところだったのです。フラム戦の日にもスタンフォードブリッジ近所のキオスクで売ってたのは見かけていたのですが、その時はなんとなく買いそびれ…よし、ゲット!不非公式ファンクラブのものとはいっても、中はフルカラー。チェルシーメガストアやサムスン、アルファロメオなどの広告もとってあって、立派な雑誌です。イングランドではこうしたファンマガジン、たくさん売ってるんでしょうかねぇ。
ちなみに中のインタビューは、ファンからの質問にバラックがたっぷりと答える形式。チェルシーファンならではの視点の興味深い質問がいっぱいあって、大満足。今後のキャリアのこと、ペナルティキックの秘密、イングランドとドイツサッカーの違い、これまでのチームメイト中でのベストプレーヤーは?ってところでは、エメルソン(現サントス)からは多くのことを学んだってこと、ランパードとドログバ、ゼ・ロベルト。そしてカーン。彼のことを、自分を違うレベルへと押し上げてくれるキャプテンだったと語ってます。…と、これはもちろん、ホテルに戻ってから読んだんですけどね。
ここではこの本そのたあれこれをカバンにいれ、約1時間ほど歩いたでしょうか…交通量の多いあたりにたどり着きました。特にあてもなく歩いていたので、ここらで疲れがどっとでます。おなかもすいてきた…とりあえずどこかでゆっくり休んでランチにしよう。
とりあえず今自分がどこにいるのかを確認しようと立ち寄ったのがこちらでした。ここならお庭で座れそう。
ベンチに腰をおろし、威風堂々としたこの建物を地図で確認してみると…そうかー、これ、自然史博物館なんだ!
ってことは。地図を確認すればすぐお隣は…、あっ、じゃ、ここでランチにしよう!
わたしがランチ&休憩場所に選んだのがこちら。
V&A…ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館です。工芸好きの聖地ともいえる場所?って特に工芸好きというわけでもないわたしは、こちらを訪問するのは初めて。日本でやってた特別展も見たことなかったのですが、一度はいっておかなきゃと気になることは気になる場所であったことは確か。よし、行っちゃおう!ロンドンのすばらしいのは、こうした世界的なミュージアムの常設展が無料で、すべてのひとにいつだって開かれているってところ。ドイツびいきのわたしですが、ことミュージアムに関しては、イングランド>ドイツです。
…が、まずはランチ。カフェテリアにゴー。
カテゴリー別にいろいろなカウンターがあったのですが、わたしは冷たいお食事のところでこちらをゲット。メイン1品にサラダ2種。サーモンとクスクス、そしてにんじんです。
ま、お味はロンドンなりの味なのですが、特筆すべきはこちらの食堂。
豪華でしょ!ステンドグラスもものすごく華麗で繊細。
ジャズピアノのライブ演奏もされていて、とっても優雅な気分になれます。
おなかいっぱいになったところで、せっかくなのでぶらりと展示も見てまわります。
地域別の工芸品にスポットを当てた展示。日本の展示の根付コレクションは、来場者にもかなりの人気のようでした…江戸の粋。え、ここで見なくてもって?
わたしがいちばん楽しんだのは…博物館の中でも最奥ともいっていい場所にある演劇の展示のスペース!貴重なフライヤー、衣装や小道具、演出道具。舞台装置にそしてビデオ上映…。芝居の国、ことばの国イングランド万歳!…いや、わたしはあくまでドイツびいきですけどね。朝から歩き通しで疲れたからだを、こちらの映画を見ながら回復させます。
何もしないつもりだったのに疲れすぎ。実はここまでほとんど写真を撮ることもなくきてしまいました。
最後に気になる彫像を。こちら、冬の寓意。あー疲れた。
とりあえずホテルに戻ったあと、こばらがすいたので近所のパブへ。
こちらは「偵察」もかねていました。
3日後にCLバルセロナ戦がひかえているものの、すでにチケット入手はほぼギブアップ状態。わずかな望みを当日券が出ることにかけていたのですが、たぶんムリだろうなぁ…。その場合、どこかのパブで観戦しようというのは、出発前から決めていました。
ホテルから徒歩2分ほどのところにあるこちらのパブは、前日のチェルシー戦のあとにもサポーターがあふれ返っていて、とってもいい雰囲気をかもし出していました。ホテルに近いここで見ることもチョイスにいれての様子見です。
日曜日の午後。TVではプレミアのゲームがライブ放送中。お客さんはまばら。とりあえずギネスとチップスを頼んで、のんびりです。
あ…
お店の壁にこんなものを発見。5月末のFAカップ決勝へのバスツアーの案内。ダブルデッカー貸切でこちらのパブからウェンブリーまで行こうっていうもの。こういうのを見ると、チェルシーの地元にいるって実感できますね。
ま、ここで見ようっかな、バルセロナ戦は。