「金閣寺」は花形それぞれが頑張っていて、いいバランスでまとまっていたように思う。梅枝くんのほっそりとして美しく、でもどこか凛とした雪姫。桜の花でネズミを描くところ、夫を思う心に胸を打たれる。歌昇くんの真柴久吉はすっきりイケメン。右近くんの存在感、種之助くんの声は好きだな……ときて、新悟くんが慶寿院!花形の彼にはさすがに厳しいんじゃないかと思っていたら、いや、問題ない。実際、将軍の母親なんて私よりずっと若い可能性あるよね……とか思うと、なんか若き未亡人の妙な色気のようなものを感じてしまう。となれば「松永大膳、まさか雪姫だけじゃなく……!」と妄想入りそうなところだけれど、当の又五郎さんの大膳がかなりまじめに国家転覆を狙っており、あまりエロおやじっぽくないのでした(それはそれで恰好よいのだけれど)。それにしても、あそこまで突き抜けた大悪人、松永大膳って気持ちいい役なんだろうなぁ。
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「傾城反魂香」 その障害(「どもり」)のために他人から侮られ侮られして生きてきた又平の悔しさ、唯一の希望である絵師として認められることがかなわなかったときの絶望、それらが胸にせまって涙があふれる。いつの時代にもリアルな「人間」を描く近松ってほんとうにすごい。この「吃又」って作品の普遍性を教えてくれた巳之助に感謝。壱太郎のおとくが又平を見る目は、連れ添う夫ではなく、まるで恋人を見ているかのよう。又平のない生など考えられないような一途な思いが切ない。
「吉野山」 壱太郎の踊りは安心して見ていられるのがいい。巳之助は役に入りこむタイプの役者だと思うのだが、感情移入のしにくい藤太は型からきちんと作りあげてくる。そうすると三津五郎さんの姿が透けて見える。そしてまた泣けてくる。
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test
Just returned from the disconection days.
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お目当はもちろん、展覧会名に出ているふたりの画家の作品ではあったのですが、会場でもっとも心を惹かれたのは、レンブラントの夭折した弟子であるファブリティウスの自画像。これが眺めていたくなるなかなかのイケメン。ポストカードだけでなく、マグネットまで購入してしまいました。
心をふるわせる美しいものに、今年もたくさん出会えますように。
カレル・ファブリティウス
11位 ミヒャエル・バラック
ミッドフィールダー 2006-2010 140+27試合、26ゴール
攻守にわたる資質、いうまでもない戦術眼、これが彼をその時代の偉大なミッドフィールダーのひとりとした。バラックは07/08シーズンの終盤にチームの活力となり、また2010年のダブルにおいては中盤における必須の選手だった。