バラックインタビュー「コーチングライセンスは取りますよ」

バラック、引退後の初インタビュー?を読んでみました。

バラックのインタビューはここにアップしたもの、してないものを含め、2006年シーズン以降のものはわりとがんばって読んだつもりです。チャレンジし始めたころは、自分のドイツ語の語彙も少なければ、カンも悪くて、かなり苦労をしたのを覚えています。
バラックの記事を読み始めたころ、確か06年の代表チームを紹介した雑誌かなにかで、バラックのことを「接続法を使って話す選手」と書いたものがありました(接続法は英語の仮定法みたいなものです)。他の選手のドイツ語のインタビューをそれほど読んだり、聞いたりしていないので、比較したわけではないのですが、確かに、バラックの発言には「接続法」が多い。つまり、非現実の仮定をしながら、「そうだったらいいんだけれどね」と、婉曲的に自分の想いを述べている言い方が多い。そして私が読み違えるので、現実のことなのか、それとも仮定の話なのか分からなくなることが多い。いまだもって自分ではマトモに使えないこの「接続法」ですが、この数年で、少しは嫌がらずに読もうという気になった気がします(少しは…)。バラックにありがとうと言えることがあるとすれば、この「接続法」も含め、わたしのドイツ語力を少しでも鍛えてくれたこと……これを外すことはできません。ありがとう、バラック。これからは、もっともっと言いたいことが言える立場なの、これからのいいたい放題に、ますます期待したいと思います。



EXPRESS-Interview: Michael Ballack: „Ich mache einen Trainerschein“

決断をされたときは、ほっとされましたか?


この決断のことは十分、ゆっくりと考えていました。いくつかのオファーもありましたが、今は続けるモチベーションが欠けていたんです。

アメリカやオーストラリアからのオファーもありましたよね。

ただ、わたしには家族が、3人の息子がいますし、これからは彼らともっと時間を過ごすことができます。今はそれを満喫したいと思っています。

それで、じゃあこれで自分のキャリアはおしまいです、と簡単に言えるものなのでしょうか?

ええ、そしてあなた方にもこうも言えますよ。自分にはこれで満足です、と。

引退後の生活で、落ち込んでしまうという不安はないのですか?

い いえ。17年間、高いレベルでプレーをしてきました。私は人生の幸運な側にいました。自分の好きなことを仕事にすることができました。そのことに非常に感 謝しています。けれど、わたしにはサッカー以外にもたくさん興味のあることがありますし、それにこれからは時間を使うことができます。それとは別にして、 サッカーはもちろん、これからも私の人生の一部ではあります。

また、監督としてあなたの姿を見ることはできますか?

そうかもしれません。いつか、そう遠くない時期に、監督ライセンスは取るつもりでいます。実際に指導者になるかどうかは、今はまだ言えません。

2014年のワールドカップ・ブラジル大会後、ヨアヒム・レーヴ監督は退任するとみられています。彼の後任として代表監督となるということも…

(笑)それは、ユルゲン・クロップの仕事だと思いますよ。その前にバイエルンの監督にならなければね。

あなたのキャリアは穏やかなものではありませんでした。あなたは対立を避けることはありませんでした。いくつか後悔していることはありますか?

いいえ。わたしはいつも、自分の発言と行動が正直であることを心がけてきました。大げさに取り上げられたことも、ただたんにその一部です。

引退後のこれから、ヨアヒム・レーヴとの和解はあるのでしょうか?

大切なことは、互いがおちついた状況で、起こったことについて話し合うことです。けれど、公開するためだけの動きというのはないでしょう。

フィリップ・ラームとあなたとの間の問題解決の話し合いはありましたか?

いいえ。必要もありません。今は、受話器を握って、現役中にやりあった相手に電話する必要はありませんから。フィリップ・ラームもきっと同じように考えていると思います。

あなたが怪我をして、2010年のワールドカップで南アフリカのチームをたずねたとき、ラームがキャプテンになりたいといったことを、今、どう思われていますか?

今まで同様、そういうことはしないものだという考えです。

あ なたのキャリアはサッカーの専門家から偉大なものとみなされています。けれど同時に、あなたのために、特にDFBの側からのすばらしい引き際を用意しても らえたらということも、言われています。あなたの引退が、こんなにもつまらない形で終わってしまったことは辛くはありませんか?


できれば引退試合をしたいと思いました。DFBからの申し出があればとも思いました。けれど、わたしにそのような計画はされませんでした。これは受け入れなければなりません。

その代わりに、親善試合を使ってファンとのお別れをするという提案もありました。

そのときの状況では、わたしには施しのようなものに思えました。そして、わたしはそれを望みませんでした。ずっと、わたしが引退試合を拒否したかのようにずっといわれています。けれど、そういうことではないんです。

これでこの件については終わりですか。それとも、あなた、あるいはクラブの側から引退試合の計画はあるのでしょうか?

もちろん、ちゃんとしたかたちでファンとのお別れをしたいとは思っています。

つまり、盛大なバラック引退試合があるということですか?

(にやり)そうできればなと思ってはいます。

あなたのキャリアを振り返ってみて、忘れられないものはなんですか?

卓越した監督、すぐれた選手、そして多くの偉大な瞬間に満ちた、すばらしい時間です。

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現役生活に未練がないようなことを言っているのは本心なのか、強がりなのか。それとも、何かが辛くなってくるのはこれからなのか……いいや、意外とすっきり他のことを始めたり?これからも、生暖かく見守っていきたいなと思っています。

コメント

インタビュー記事の訳、いつもありがとうございます!

こうして記事を読んでみると、本人は結構スッキリした感じなんですね。ちょっと意外。
でも、引退して寂しいとか未練があるとか言われると、ファンとしては「じゃあ、もっと続けてよー!」って気持ちになるので、これでよかったのかもしれないですねぇ・・・。私はまだ寂しいですけど(苦笑)

引退試合は、もし行われたらネットで観戦とか出来るのかしら・・・。
現地観戦はとうてい無理ですけど、是非見たいです!
バラックもちゃんとした形でファンとお別れしたいと言ってくれているので、なんとか実現させて欲しいですね!

バラックが引退した今は、一日でも早く監督となったバラックを見たい!それが私の願いです(気が早っ)
これからも応援していきたいと思います(^○^)

  • 2012/10/11 18:22

>光さん
いきなりメディアに出てきてくれたので、ほっとしました。いつも通りに顔をあげて自信を持った姿見せてくれるのが、私には嬉しいことなんだなとおも思いました。私もこれからも追いかけますよ!
>結構スッキリ
決断するまでは相当の葛藤があったろうと思うのですが、少なくとも今はちょっと解放された感があるのかもしれませんね。
私自身は「引退試合」にとくにこだわりはないのですが、バラック本人がファンのためにやりたいと思ってくれているなら、できるといいなと思いますし、そうなったら、何とかして見る方法を探さないといけないですよね。

  • オカジ
  • 2012/10/11 20:40
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