FC岐阜0-1京都サンガ

 
今季初のアウェイトラベル。岐阜は長良川競技場まで出かけてきました。京都から岐阜までは在来線で2時間弱。スタジアムまでバスで20分。たどり着いた快晴のスタジアムは、サンガサポがいっぱい!日曜日の午後、青春18きっぷの有効期間中ということもあったのでしょうけれど、よくよく考えてみると、京都と岐阜は、お互いにとってリーグでいちばんのご近所クラブだったのでした。

試合はというと、前半は岐阜ペースといっていい展開ですが、そこまでヒヤヒヤすることはなく。ただ、京都の攻撃がグダグダで、何もできていませんでした。後半は少し持ち直したものの、今度は決定機に決められない。「ああー、イライラするーーーー!!」となんど叫んだことか。
そして90分経過。あぁ、このままドローで終わるのか。と思った瞬間、ロスタイムに交代で入った原一樹が、ファーストタッチでそのまま持ち込んで、足をもつれさせながらもシュート!これがゴールに転がり込み、なんともまぁ誰も予想しなかったかたちで試合終了。京都はこれで3連勝。アウェイは今季初勝利です。それにしても、原選手。途中出場ばかりなのですが、これですでに3得点目。どれも試合を決める決定的なゴールばかり。ほんとうに頼りになります。
京都はこれで3位浮上。次節は2位の東京ベルディとの重要なゲームです。




さて、今回訪れた長良川競技場は、野球場や陸上トラック、会議場などが隣接する複合施設の一角。デザインは美しく、ちょっと近未来的。
FC岐阜は「スタジアムグルメ」で日本一を目指されているそうで、競技場の前には岐阜のご当地グルメを集めた屋台村が設置されています。屋台の付近は自由に座り込める芝生もベンチもたくさん。天気はいいし、グルメ&ビールでのんびり。とってもいい雰囲気です。わたしはホルモン焼うどんとハイネケンをいただきました。もっといろいろ食べたかった。ぜひ来年も…いや、来年は昇格してるから、ここには来られないはずなんですよね。うーん、ちょっとだけ残念。

京都2-1町田(J2第5節)


お天気はまずまず。15時の降水確率1%…13時からのキックオフだし、天気もってくれるかなぁ…などと、甘い考えで西京極へ向かったのは大間違い。電車降りたところから雨。
この日は雨具をもってきていなかったのですが、前回ホームでやはり降られて寒かったことを考え、前から欲しかったチームのレインコートを購入してスタンドに。実は、スタンドに入ったころには雨は上がって晴れ間ものぞいていたのですが、結果的にはここでレインコートを買っておいたのが大正解、いや、これで命拾い。

試合前半は町田ペース。京都はセカンドボールがまったく奪えず、攻撃らしい攻撃のかたちが作れません。ほとんど防戦一方の展開で、相手の決定力不足に助けられたかたち。途中、雨が降って気温が下がる時間と、日焼けが心配になるほどの強い日差しの照りつける時間とを繰り返しつつ、すっきりしないまま前半終了。さ、ビールで気分転換!と売店行ったら、また激しい雨。売店横の小さな屋根のあるスペースで、寒さに震えながらビールを飲みました。
そしてハーフタイム終了とともに、また晴れ間が広がる西京極「…いったいなんなん?」…しかしこれはまだまだ序の口でした。

後半の京都はやや持ち直したものの、それでも全体としては町田ペース。「おもんないなー」という話が出てきたとき、ワンチャンスからいきなり京都が先制!きゃ〜〜〜っ!と、ここで、これまでのまったりとした展開もひどい天気のことも忘れて盛り上がれたわけですが、その後、天気はまたまた下り坂。しかもどんどん寒くなってくる。そして…
「うわーー、看板流れてる!」「シートめくれてるめくれてる!」
と、とんでもない突風。ゴール裏ではスポンサー看板1台が流れ、ピッチの端のシートがめくれ上がります。しかし、バックスタンド側はもう大変。スポンサー看板が流れるは倒れるわ…。あとでTVで録画中継見たら、ものは舞ってるわ、ベンチも突風でストッパーが外れて動いてたらしいわ。雨もいつしかしぐれてきたようで、寒いわ痛いわ。なんなんだこれは!しかしピッチ上では粛々と試合は進んでいます。こうなったら、こっちも応援して温まるしかありません。こういうしんどい時間帯に、原選手が追加点を決めてくれたのは本当によかった。終了間際1点返されたものの、なんとか逃げ切り。内容はぜんぜんよくなかったですけれど、こういう試合をとるのが大切ですよね。ホームは3連勝。次はアウェーでも勝たなきゃね。

以下、この日の西京極ウェザーレポート写真。
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京都2-0千葉(J2第2節)

ホーム開幕戦。
わたしにとっては、元日の天皇杯以来のスタジアム観戦です。


西京極駅を降りたらまさかの雨!…やや寒いかなとは思って、ヒートテックにセーター、ダウンと着込んでいたのですが、ぐんぐん気温も下がっていき、0-0での前半終了時にはスタンドはもうみんなガクガク。
「さむいから点取ってくれーーー」
という叫びがも響きます。
点数さえ入ればアドレナリンが出るので、自然と寒さを感じなくなるのは、経験で分かっています。それまでは、ひたすら跳ねる跳ねる。自力であったまる!

そんな悲痛な思いが届いたのか、後半に中村、試合終了間際に新加入の原の得点で2-0勝利。
そして、やはり後半途中からは、寒さを感じなかったのでした。




これで今節は8位で終了。昇格目指してここから走り出せるといいな。

京都サンガ2-4FC東京(第91回天皇杯決勝 2012/1/1 国立競技場)



昨シーズン、地元のクラブである京都サンガがJ2降格。おかげで試合日程が、わたしの観戦しやすい日曜日中心になったこともあり、昨年は京都の試合に何度か足を運びました。西京極で5試合くらい見たかな?サポの友人がありがたくも声をかけてくれるため、西京極以外ではアウェーの岡山カンスタと天皇杯4回戦の丸亀で観戦することができました。その丸亀での鹿島戦が、わたしの年内最終観戦。友人からは天皇杯の準々決勝、準決勝と誘ってもらったのですが、仕事があるから無理。その際、「元日は行けるから」と言ったものの、自分が国立競技場に行くことをあまり現実的には考えていませんでした。


元日朝、京都駅から新幹線で一路東京、そして国立競技場へ。こちらへ足を踏み入れるのははじめて。友人が努力して入手してくれたチケットはもちろんゴール裏。この日は京都がホーム側です。
フィールドではちょうど、この日の午前中に行われていた全日本女子サッカー選手権決勝(レオネッサ対アルビレックス)の表彰式が終わり、優勝したレオネッサの選手たちがサポーターへのあいさつをしているところでした。『優勝したい』…盛り上がる選手とサポの様子を目の当たりにすると、自然とその気持ちがわきあがります。この後、京都サポからレオネッサ、レオネッササポから京都サポにスタンドでエールの交換。そして、レオネッサの選手たちも京都サポの前にあいさつにきてくれました。スタンドからは、地元京都出身の海堀選手にひときわ大きな祝福の声が飛びます。


この日は、いつものビッグフラッグの他に、コレオも。コレオに参加するのははじめて。当たり前なのですが、やってる側は、どういう絵柄になっているかわかりません。東京さんのコレオは見られそうなものなのですが、相手がやっている間、こちらも掲げたボードでずっと視界が遮られるため、それも見えません。どうやらこんなのになっていたよう。京都のは「2003(天皇杯)2012」と浮かび上がっています。
コレオの間にもちろん選手入場。ボードをさげればいよいよキックオフ。団長さんの「いくでーーー!」の声で、ゴール裏もスタートです。こういうとき、関西弁っていいなと思います。自分のことばだからそう思うんだろうけれども。

試合は残念ながら、ほぼ終始、東京のゲームでした。京都は自分たちのやりたいサッカーをさせてもらえず、うまく前に進まない。そんなゲームでしたが、先制したのは京都。それまでまったく何もできてないところで、いきなりゴール決まったもんだから、もうびっくり!ゴール裏は歓喜に包まれたのですが、2分後に、セットプレーから今野に決められ同点に。もうちょっと長く、喜びたかったよね。その後、前半のうちにさらに2ゴールをくらい前半終了時点で1-3。正直、3点目は無駄な失点でした。あれがなかったら、もうちょっと競れたんじゃあないかと。後半に入って、早く1点を返したい京都は久保くんを投入。そこですぐに久保くんがCKをとってくれたとき、これで流れを変えられるという予感がしたのですが、その前にもう1失点…。この1-4の段階で、リーグ戦と同じ展開が脳裏をよぎりました。ここがこの試合のいちばんの底でした。
が、京都にとってのベストは、ここからあとの20分だったかもしれません。セットプレーから久保くんのヘッドで1点返したとき、それまでの嫌な重苦しい雰囲気から、ピッチもゴール裏も解放されたようでした。そこからは、また、「いくでーーー」って感じ。あと2点、とりあえずあと1点とろうと、ピッチ上の選手も必死で攻めているのが分かるし、そんな姿を見たら、いやがおうにもゴール裏は盛り上がる。こういうとき、やっぱ、サッカーは勝ち負けじゃないんだなと思います。

結局2-4で試合終了。東京さん、おめでとう。京都の選手、スタッフにはお疲れさま。悔しさもあるけれど、精一杯戦ったのは十分伝わってきたし、それが何より誇らしい。負け試合でも、サポが顔を上げて帰れるというのは素晴らしい。京都は若い若いチーム。この敗北を糧にして、来季、少し成長した姿を見せてくれるはす。

戦い終わって日が暮れて。国立は素晴らしい夕焼けでした。


1シーズン、ゆる〜く応援してきた京都サンガでしたが、やはりスタジアムに行き始めた3月と今を比べると、自分のチームだという思いは、ゆるいなりにずいぶん大きくなってるように思います。この思いがさらに成長するかどうか、待て、来季。

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【試合結果】

京都サンガ 2  (1 - 3)   4 FC東京
13 分 中山                      15分 今野
71分  久保        36分 森重
               42分   ルーカス
               66分   ルーカス

鹿島0-1京都(天皇杯4回戦)&讃岐の旅

日程が合わず、夏以降スタジアム観戦のできなかった京都サンガ。ものすごく調子いいチームをシーズン中に見ておくべく、約3ヶ月ぶりに観に行った11月の岡山カンスタでのアウェー戦は、連勝を7でストップさせることになる逆転負け。「もしかして、わたしが観にきたせいなのか!?」と、やや凹むやら、周囲に申し訳ないやら。
しかしこのままでは終われない。リーグ戦も終了した先週末、天皇杯4回戦の応援のため、香川は丸亀競技場まで足を運びました。相手は、天皇杯の昨年覇者、鹿島。



大阪からバスに揺られて3時間半。丸亀駅からスタジアム行きの無料のシャトルバスに揺られさらに15分ほど。丸亀競技場は、開放感にあふれる気持ち良いスタジアム。山がないので空が広く、雲の流れがはやい。周囲を山に囲まれている京都から来ている身には、異国の広々とした大平原にいるようにも感じられます。

試合の序盤は鹿島ペース。鹿島に左サイドを支配され、ボールをそこで失いまくり。ゴール前の興梠にボールが入るたびにひやひや。京都はボールを持てば、偏執的なまでに短いパスを、それも中に、中に入れて、人数と手数をかけて突破をしようとするいつものスタイル。奪われたら一発カウンターです。「たーのーむーからーーー、ちょっとは外を使ってくれーーー」と、叫ぶことも何度か。
けれど、序盤さえ過ぎれば、ひいき目もあるかもしれませんが、京都ペースの試合だったと言っていいと思います。ただいま絶好調の宮吉がゴール前でボールを持つチャンスの場面もいくつも、いくつも…しかし、「なんでそれきまらへんねんーー」。あまりにいい形が多かっただけに、スタンドではわたしも思わずがっくりを通り越して笑えてしまいました…まぁそこで笑えたというのも、とりあえずこちらのペースで試合が進んでいるという思いもあったからでしょう。ずいぶんやきもきさせられた後に訪れたようやくの得点は後半、ドゥトラからのスルーパスに、今度こそ宮吉が1対1で持ち出しシュート!この後も、何度か決定的なチャンスがあり、それを決められず、がっくりがっくりきていたのですが、GK水谷のいい仕事っぷりもあり、鹿島の得点を許すことなく、このまま試合を終えることができました。

正直にいうと、宮吉はハットトリックしててもおかしくない、スコアは4-0くらいが妥当な試合だったようにも思いました…ひいき目入ってますどね。

さて、次は23日、同じJ2の湘南さんとの対決です。わたしが現地観戦できるとすれば、もう元日しかありませんので、なんとかあと2つ、越えてくれることを願っています。
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