2010.09.19 Sunday
第37節アンフィールド〜2010年リバプールの旅(3)
リバプール3日目。この日は表のメインイベントであるリバプール対チェルシー戦の観戦です。どうしてもこの試合が見たかったわたしは、ネットから現地のチケット販売業者にチェルシー側の席を発注、ホテル受け取りにしていました。日本の業者よりずいぶんと安いかわりに自己責任でと覚悟を決めての購入でした…が、ちょっと問題があったので、一応こちらに書いておきたいと思います。
ホテルにはあらかじめメールで封書が届くことを知らせておき、チェックインの際にフロントで到着をたずねたのですが、この時はまだ届いてないと思うとのこと。チケットは通常試合の1日前にホテル到着と聞いていたので、まぁ大丈夫かなと思いつつ翌朝2日目、フロントでたずねてみると「あ、届いてるよ」との返答。ここでふーーーーっと一息。するとそのおじさんが「封筒開けてチケット出してみろ」と。言われるがままにチケット出しておじさんに見せてみると…『あ、いい席じゃないか』。……ぶっきらぼうだけれど親切なおじさんは、すぐにPCからGoogle Map使ってこの席のあるスタンドの位置とアプローチの方法を教えてくれたのでした…が、ここでわたしの心の中に不安が。だってわたしアウェーのチケット注文したんだもん、「いい席」のはずないやん!!…これがこの旅で唯一の残念な出来事でした。
ホテルの自室で調べてみると、わたしが持っているチケットはまごうことなきアンフィールドのメインスタンドど真ん中。この日は土曜日、もう問い合わせてもどーにもならないやろうなーと諦めモードながら業者にメールを出してみたのですがやはり返答なし。こうして思いがけず、自分の購入した価格よりもはるかに高い販売価格の、アンフィールドメインスタンドど真ん中のチケットをわたしは手に入れてしまったのでありました…違う、違うーーー!!
こうしてしょんぼりしながら3日目、とぼとぼとぼとぼとアンフィールドへと歩いていきます。アンフィールド周辺は写真に収めていないのですが、わたしが知ってるヨーロッパの街の中でもダントツに危険な香りがする場所でした。この日は日曜日でお昼の試合だったからひとりでも怖くないけれど、夜は絶対に一人歩きしたくない…そんな雰囲気がぷんぷんしています。でもそんなうらぶれた住宅街の中に沈むように、アンフィールドは存在しています。不思議な光景です。

シャンクリー門に行って"You'll Never Walk Alone"の文字を見たかったのですが、どうやらメインの入り口のあるTHE KOPスタンドとは反対側のよう。とりあえず見たいよね…と思い、こっちかな?と思う方向へまたとぼとぼと歩いていったのですが、そんなところで人ごみにぶつかりました。わーもしかしてこの人ごみは入り待ちか!これはもー付き合うしかありません。わたしがそこに来たときはちょうどリバプールの選手バスが到着したところ。こちらはさすがに近づけなかったのですが…ってことは、この後もしかしてチェルシーバス来る?来るよね??リバプールの選手が入り、ほんの少し人が減ったところで前の方になんとか進出していきます。こーゆー時は「わたしちーさい子なの!」と自分の低い身長を武器に、親切なひとたちに前へ前へと通してもらいます。どうにかこうにか隙間から向こう側が見通せるような場所までたどり着いたところでチェルシーバス登場!…ふふふー、かなりばっちり選手たちを見ることができました。デコに対するリバポファンの妙なリスペクト、ブーイングにニヤりと笑うドログバさん、ややしかめっ面のにいさん、マジ格好いい!
…もういいや、これで。わたし、リバポ側での観戦だけど、これで満足だし…。気持ちを取り直したところで、アンフィールドにいよいよ進入です。
本当にひとひとり入るのがやっとのゲートでチェックを受けスタンドへ。幸いというのかなんというのか、わたしの周囲はどうやら招待客が多かったようで、比較的落ち着いた雰囲気。ま、ここならゆっくり観戦できるかな…こうなった以上、ここで楽しもう。

アンフィールドは古いスタジアム。柱が一部視界をさえぎります。メインスタンドから見たKOPスタンド。

THE KOPスタンドのリバポファン。そしてサッカーファンとしても一度聞いてみたかった"You'll Never Walk Alone"の歌声…なのですが、この日はどうやら「まったり」とした空気が漂っていたのかもしれません。
第37節。この日の試合でリバプールが置かれた立場は、負ければCL出場権の望みが絶たれるが、勝てばマンUの優勝が決まり、リバプールの持っているリーグ最多優勝記録が抜かれる…というもの。大きな声ではいえないけれど、両者を天秤に掛けた場合、今日ばかりは勝てなくてもいい…という気持ちがサポの間にあったのではないかと思われます。
アンフィールドの「怖い」雰囲気を感じたかったわたしだったのですが、この日はいちどもそんなことになりませんでした。

ホテルにはあらかじめメールで封書が届くことを知らせておき、チェックインの際にフロントで到着をたずねたのですが、この時はまだ届いてないと思うとのこと。チケットは通常試合の1日前にホテル到着と聞いていたので、まぁ大丈夫かなと思いつつ翌朝2日目、フロントでたずねてみると「あ、届いてるよ」との返答。ここでふーーーーっと一息。するとそのおじさんが「封筒開けてチケット出してみろ」と。言われるがままにチケット出しておじさんに見せてみると…『あ、いい席じゃないか』。……ぶっきらぼうだけれど親切なおじさんは、すぐにPCからGoogle Map使ってこの席のあるスタンドの位置とアプローチの方法を教えてくれたのでした…が、ここでわたしの心の中に不安が。だってわたしアウェーのチケット注文したんだもん、「いい席」のはずないやん!!…これがこの旅で唯一の残念な出来事でした。
ホテルの自室で調べてみると、わたしが持っているチケットはまごうことなきアンフィールドのメインスタンドど真ん中。この日は土曜日、もう問い合わせてもどーにもならないやろうなーと諦めモードながら業者にメールを出してみたのですがやはり返答なし。こうして思いがけず、自分の購入した価格よりもはるかに高い販売価格の、アンフィールドメインスタンドど真ん中のチケットをわたしは手に入れてしまったのでありました…違う、違うーーー!!
こうしてしょんぼりしながら3日目、とぼとぼとぼとぼとアンフィールドへと歩いていきます。アンフィールド周辺は写真に収めていないのですが、わたしが知ってるヨーロッパの街の中でもダントツに危険な香りがする場所でした。この日は日曜日でお昼の試合だったからひとりでも怖くないけれど、夜は絶対に一人歩きしたくない…そんな雰囲気がぷんぷんしています。でもそんなうらぶれた住宅街の中に沈むように、アンフィールドは存在しています。不思議な光景です。

シャンクリー門に行って"You'll Never Walk Alone"の文字を見たかったのですが、どうやらメインの入り口のあるTHE KOPスタンドとは反対側のよう。とりあえず見たいよね…と思い、こっちかな?と思う方向へまたとぼとぼと歩いていったのですが、そんなところで人ごみにぶつかりました。わーもしかしてこの人ごみは入り待ちか!これはもー付き合うしかありません。わたしがそこに来たときはちょうどリバプールの選手バスが到着したところ。こちらはさすがに近づけなかったのですが…ってことは、この後もしかしてチェルシーバス来る?来るよね??リバプールの選手が入り、ほんの少し人が減ったところで前の方になんとか進出していきます。こーゆー時は「わたしちーさい子なの!」と自分の低い身長を武器に、親切なひとたちに前へ前へと通してもらいます。どうにかこうにか隙間から向こう側が見通せるような場所までたどり着いたところでチェルシーバス登場!…ふふふー、かなりばっちり選手たちを見ることができました。デコに対するリバポファンの妙なリスペクト、ブーイングにニヤりと笑うドログバさん、ややしかめっ面のにいさん、マジ格好いい!
…もういいや、これで。わたし、リバポ側での観戦だけど、これで満足だし…。気持ちを取り直したところで、アンフィールドにいよいよ進入です。
本当にひとひとり入るのがやっとのゲートでチェックを受けスタンドへ。幸いというのかなんというのか、わたしの周囲はどうやら招待客が多かったようで、比較的落ち着いた雰囲気。ま、ここならゆっくり観戦できるかな…こうなった以上、ここで楽しもう。

アンフィールドは古いスタジアム。柱が一部視界をさえぎります。メインスタンドから見たKOPスタンド。


第37節。この日の試合でリバプールが置かれた立場は、負ければCL出場権の望みが絶たれるが、勝てばマンUの優勝が決まり、リバプールの持っているリーグ最多優勝記録が抜かれる…というもの。大きな声ではいえないけれど、両者を天秤に掛けた場合、今日ばかりは勝てなくてもいい…という気持ちがサポの間にあったのではないかと思われます。
アンフィールドの「怖い」雰囲気を感じたかったわたしだったのですが、この日はいちどもそんなことになりませんでした。
