WM1年祭〜ポルトガル戦そして・・・

・・・わたしはなぜこのポルトガル戦のドイツ版DVDをもっと早く見なかったんだろう。
試合終了直後から表彰式、そして選手、スタッフ、観客席のお祭り騒ぎとあふれる幸福感。この映像を通して見たのが初めてだったということも大きいのでしょうが、ワクワクともドキドキとも違う暖かい興奮状態に陥りました。これがWMドイツ大会を語る時に必ず出てくる"Euphorie(オイフォリー=極めつけにハッピーかつ興奮した状態)"なのだと実感しました。この8枚組ドイツ版DVDのクライマックスは間違いなくここでした。イタリア戦は試合後映像なくて拍子抜けしたのですが、これでチャラですチャラ。いえ、お釣りが出ます。
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WM1年祭〜イタリア戦

昨年の7月4日(日本時間は5日か)以来、1年間封印し続けてきたWMドイツ大会準決勝ドイツ対イタリア戦。今回のWMセルフプレイバック企画のメインが、この試合の観戦でした。封印してしまったがため生々しいあの時のショックを、客観的に眺めることで過去のものにしてしまおう・・・昨夜、覚悟を決めてDVDを再生しました。勇気がないのでドイツ語版で。

1年前はバラックの涙見て泣けて泣けてしかたなかったので、今回も泣くんだろうな・・・と思っていたら、泣けませんでした。なぜって、ドイツ語版DVD、試合終了とほぼ同時に映像ぶっちん!身構えていたわたしは少しぼーぜん。これは延長PKで勝利したアルゼンチン戦が試合後映像延々と録画しているのと対照的。同様ではないのですが、119分、イタリア先制、アナウンサーの声が一瞬消えたあと、ぐっと沈んで冷静に事実だけを伝えたのもとても印象的でした。ある意味、感傷が売り物、見世物として扱われる日本とは対照的。どちらもとても興味深いものでした。

どれだけボールを持たせてもらっても、ゴールに入れなきゃ勝てない。それを思い知らされたゲームでした。シュナイダーのシュート、王子のシュートが入ってたら・・・言っても仕方ないんだけれど、勝ててたかもしれないよね。確かにイタリアは強かった。でも、ドイツにも勝機はあり、十分互角に渡り合った。次は勝つよ、絶対に!

WM1年祭〜アルゼンチン戦(2)

WM1年祭〜アルゼンチン戦(1)の続き。

どう考えてもドイツが優勢にゲームをすすめられるはずの延長・・・なのですが、ドイツは前半こそ攻め込んだものの、決め手なし。攻撃力で勝るドイツはPKではなく点取っての勝ちを狙っていたのだと思うのですが、延長ではバラックがいっぱいいっぱいなので、ここにボールを入れて組み立てることが出来ない。セットプレー以外は実質10人での戦いです。
わたしはバラックファンなので、どうしても彼を中心に見てしまうのですけれど、延長でいちばん目に焼きついているシーンは、後半バラックがゴール前にスルーパス通すところ。正直、見ていてもう攻撃では絡めないと思っていたのに、あの状態でなお冷静に、勝機見ている姿はさすがにドイツの代表キャプテン。同点ゴールの時もそうなのですが、極限状態におかれた時の勝利への意思の強さ・・・が、ドイツの魅力だと思います。
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WM1年祭〜アルゼンチン戦

2006年6月30日、ワールドカップドイツ大会、準々決勝ドイツ対アルゼンチン戦。この1年でこのゲームは何度も見返しました。もちろんドイツファンとしてこの死闘での勝利に格別なものがあるのですが、その他、試合の中にさまざまなドラマがあって、見飽きることのない試合です。

前半開始早々、あちこちで小競り合いの起こる荒れ気味のゲーム。
王子対マスチェラーノ、クローゼ対リケルメ(×2)、ゴール前のセットプレーでのポジション争いでゴタゴタ、ソリンにつかまれてユニフォーム首もと破られてるバラック・・・ここまでで2分。レーマンからのゴールキックでちょっと落ち着くかと思ったら、またまたマスチェラーノにいっちゃって早速イエローもらう王子・・・。アナウンサーの"Keine duemme Zweikaempfe, bitte!"(意味のないやりあいはやめてもらいたいですね)の声に思わず大きくうなずいてしまいます。それにしても、審判のミシェルさんの2つの目では足りません(^^;「このゲームって乱闘で終わるんだった」と、ここだけ見ていると、それも納得できるような気になってしまう熱い時間。もちろんこの他、バラック対アジャラの小競り合いも試合終わるまでずーっと続いていくのですよね・・・。
ただ、前半はとにかく相手にボール持たせない=持ったら潰すという展開で、ボールがほとんど繋がらない。互いにチャンスらしいチャンスなし。
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WM1年祭〜スウェーデン戦

1年前のカレンダー通りにドイツのゲームを追う日々。昨日はスウェーデン戦を観戦。ドイツ代表が戦った全7戦のうちの4戦目、つまりここがちょうど真ん中だったわけなのですが・・・まさしくここからがクライマックスとなるわけです。

スウェーデン戦というとまず思い出すのは、ヴォルトマン監督の『WM日記』のいちばん最後に出てくるクリンスマンのことば。
"Da haben sie so gespielt, als waeren sie auf dem Bolzplats und wollen so lange draussen bleiben, bis es dunkel wird und man nichits mehr sehen kann"
「(スウェーデン戦の前半30分間は)まるで、外がまっくらになってなんにも見えなくなるまで、サッカー広場で遊び続けているような感じだった」
これがクリンスマンにとってのベストゲームだったんですよね。それくらいこのゲーム前半の代表は、自在に無心にただただサッカーを楽しんでいるという感じがありました。

しかし、改めてみると、スウェーデンのGKイサクションの活躍が目立つゲームでした。2−0で終わったのが信じられないくらいドイツが攻めまくり、枠の中にガンガンシュートうちまくっているのに、見事に決まらない(^^;1年前には、決められないドイツに相当いらだっていたことを思い出しました。イサクションは前半早々で2点取られたけれど、最後まで切れずに守ってましたよね。しかし、なんでシュナイダーのシュートって(スウェーデン戦に限らず)あそこまで入らないんでしょうねぇ・・・(バラックのことはおいておいて)。
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