2018.12.22 Saturday
2017.02.28 Tuesday
京都1-2山形(J2開幕戦)
2017.02.12 Sunday
二月花形歌舞伎(2017/2/11夜の部)
梅枝くんの雪姫が見たくて松竹座へ。本当は幕見にするつもりだったけれど、3階最前列が空いていたこともあり、観劇前日に切符をとり、結局「金閣寺」だけでなく「連獅子」まで拝見。
「金閣寺」は花形それぞれが頑張っていて、いいバランスでまとまっていたように思う。梅枝くんのほっそりとして美しく、でもどこか凛とした雪姫。桜の花でネズミを描くところ、夫を思う心に胸を打たれる。歌昇くんの真柴久吉はすっきりイケメン。右近くんの存在感、種之助くんの声は好きだな……ときて、新悟くんが慶寿院!花形の彼にはさすがに厳しいんじゃないかと思っていたら、いや、問題ない。実際、将軍の母親なんて私よりずっと若い可能性あるよね……とか思うと、なんか若き未亡人の妙な色気のようなものを感じてしまう。となれば「松永大膳、まさか雪姫だけじゃなく……!」と妄想入りそうなところだけれど、当の又五郎さんの大膳がかなりまじめに国家転覆を狙っており、あまりエロおやじっぽくないのでした(それはそれで恰好よいのだけれど)。それにしても、あそこまで突き抜けた大悪人、松永大膳って気持ちいい役なんだろうなぁ。
2017.01.29 Sunday
新春浅草歌舞伎昼の部(2017/01/26 千穐楽)
巳之助のくんの又平を見るために浅草へ。2017の初芝居がこれになったこと、三津五郎さんが亡くなった当時、2年前の自分に教えてやりたい。希望は過去にだけじゃない、未来にもあるのだよ、と。
「傾城反魂香」 その障害(「どもり」)のために他人から侮られ侮られして生きてきた又平の悔しさ、唯一の希望である絵師として認められることがかなわなかったときの絶望、それらが胸にせまって涙があふれる。いつの時代にもリアルな「人間」を描く近松ってほんとうにすごい。この「吃又」って作品の普遍性を教えてくれた巳之助に感謝。壱太郎のおとくが又平を見る目は、連れ添う夫ではなく、まるで恋人を見ているかのよう。又平のない生など考えられないような一途な思いが切ない。
「吉野山」 壱太郎の踊りは安心して見ていられるのがいい。巳之助は役に入りこむタイプの役者だと思うのだが、感情移入のしにくい藤太は型からきちんと作りあげてくる。そうすると三津五郎さんの姿が透けて見える。そしてまた泣けてくる。
2017.01.29 Sunday